(朝日新聞全国版、2023年7月6日、21面教育欄)
若衆研の畑中千晶さんのインタビューが、朝日新聞全国版の教育欄に載りました。パチパチ(拍手)
井原西鶴の『好色一代男』についての特集です。
え、『男色大鑑』じゃないんですか、という声が聞こえてきますが、だいじょうぶ、記事の最後にちょこっと触れています(笑)
この記事は7月6日の朝刊か、デジタル(有料)でしか読めませんので、今からだと図書館へ行って新聞をひっくり返すのが良いかと存じます。
ま、それはともかく、この記事の何が面白いかというと、畑中さんと、早稲田大学の中嶋隆さんとの『一代男』評が、新旧の西鶴学者のアプローチの違いをよく示しているという点ですね。
中嶋さんは、老舗の貫禄といいますか、的確な用語で「古典と遊」ぼうとした元禄当時の知識人たちの姿勢を上手く伝えて居られるのに対して、畑中さんは「二次創作の現パロ」なんてピクシブ辞典にしか載ってないような用語で、現代読者をググっと西鶴に引き付けたわけですね。
思うに、これは両方ともに必要な姿勢なんでしょうね。
ちなみに「現パラ」なんて言葉もあって、これは「「現代以外」を舞台とする作品のキャラクターが、もし現代に生まれて生活していたら?というパラレル設定で描かれた二次創作の総称」(ピクシブ百科事典)です。
西鶴や芭蕉が現代にもし現代に生まれ変わったら。。。
七月六日と言えば、芭蕉が奥の細道で、
「文月や六日も常の夜には似ず」
と詠みましたね。七夕前日の恋のワクワク感がよく出ていて、素敵な句です。
現代に生まれ変わった西鶴や芭蕉は何の前日にワクワクするのか。。。
ノルウェーのトロムソ(北極圏)やフィンランドのロバニエミ(北極圏)に飛ぶ前日の成田ホテルか。。。
スパコミで23500冊を売り切ろうと、前日に家で独り悶えている体か。。。
二人の仲は微妙だったから、聖☆おにいさんのような感じで、我孫子あたりに住まわせた物語、誰か描いてほしい。
染谷智幸(若衆文化研究会)


