染谷記

鏑木清方の若衆画

(鏑木清方の若衆画) 鏑木清方(1878~1972)と言えば、日本画の大家としてあまりにも有名な方です。優美・幽玄な筆遣いから生み出される美人画は、他を絶した世界観を生み出しています。 また、お弟子さんの中から、伊東深水、川瀬巴水、山川秀峰...
染谷記

上野千鶴子「腐女子とは誰か」を読む

(ユリイカ『総特集・腐女子マンガ大系』2007年刊の表紙。男の子に手を引かれている女の子の視線がじつにイイ。絵は草間さかえさん) ユリイカの『総特集 腐女子マンガ大系』2007年刊にのる、上野千鶴子さんの「腐女子とは誰か」というエッセイをぼ...
染谷記

一代男は二次創作の現パロ

(朝日新聞全国版、2023年7月6日、21面教育欄) 若衆研の畑中千晶さんのインタビューが、朝日新聞全国版の教育欄に載りました。パチパチ(拍手) 井原西鶴の『好色一代男』についての特集です。 え、『男色大鑑』じゃないんですか、という声が聞こ...
染谷記

若衆はなぜ存在したのか

(奥村政信筆「佐野川市松」1756年、『歌舞伎絵大成』昭和5年刊より) 若衆を授業で取り上げていると、学生から、先生はなぜ若衆に興味を持っているんですかと聞かれることがあります。 答えに窮することも多いのですが、改めて考えてみますと、人間の...
染谷記

オンライン・忘年会をひらきました

(2019年12月、浅草のセーヌ川〈別名隅田川〉脇のカフェ・ムルソー〈CAFE MEURSAULT〉で行われた若衆研の忘年会。そこから見える駒形橋の夜景。美しい中にどこか懐かしさが漂うのは、その名前からか。) 本来なら今年、3年ぶりのパーテ...
染谷記

李如松の男色

(韓国の南端にある南海の夕暮れ。南海は朝鮮の『源氏物語』と言われる『九雲夢』(グーウンモン)を書いた金萬重が流刑にあって亡くなった場所でもある)  いま、韓国の文学作品で、朝鮮時代に書かれた野談(ヤダム)を読んでいます。日本で言えば説話とい...
染谷記

儀間比呂志の版画「若衆踊り」

(儀間比呂志の版画「若衆踊り」染谷蔵) 儀間比呂志(1923~2017)は沖縄出身の版画家・絵本作家として有名な方です。 沖縄・琉球の民族・民俗をもとに、陰影の濃い、独特な木版画を遺した方です。この若衆画は、そうしたものとはちょっと違って、...
染谷記

川瀬巴水の若衆絵

(川瀬巴水作・若衆画。加藤潤二版「巴水人形画集」より。本絵は茨城県某所N氏所蔵) 川瀬巴水の版画や日記・制作日誌等を網羅した『川瀬巴水木版画集』(一九七九年、毎日新聞社、渡辺規編)の解説にて、楢崎宗重氏は以下のように述べて、巴水の「私の人形...
染谷記

ジンジン(甚之介)は江戸時代の超人気スターだったわけさ

(甚之介の物語が書かれた実録風写本(染谷架蔵)。「寛文拾壱年有馬松千代殿御下中/益田甚之介衆道沙汰之巻」とある) 8月27日(土)に西鶴研究会(第五十回)がありまして、我らが若衆研のお仲間、森上亜希子さんが研究発表をされました。 題目は、「...
イベント報告

浅草での若衆研、ひさびさでした!

(昨日の若衆研の前に、久々に浅草を探索しました。雲一つない晴天で、俳句で「鉄棒といふ直線の灼けてをり(佐和)」の世界でしたね。まずは浅草寺へお参りと仲見世を冷やかしましたが、ずいぶんお店が変わっていたのに驚きました。香水や入浴剤などを売る店...